飼育中のレオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)を人工餌に慣らしたい可能なら活餌から切り替えたいとお考えの飼育者の方もいらっしゃると思います。
今回はレオパードゲッコーの置き餌での給餌法についてメリットとデメリットを解説させて頂きます。
- 置き餌に慣らすには冷凍コオロギから
- 置き餌給餌に必要なピンセットとエサ皿
- 置き餌のメリット
- 置き餌のデメリット
置き餌に慣らすには冷凍コオロギから
レオパードゲッコー(以下 レオパ)を飼育されている方の中には生きたコオロギやデュビアといった昆虫を主食として与えられている方も多いと思います。
中にはレオパよりも餌昆虫の飼育維持の方が手が掛かり大変な思いをされている方もいらっしゃると思います。
レオパ飼育に掛かる煩わしさを少しでも解消したい、、、
そのような方には今回ご紹介する置き餌での給餌法は煩わしさの解消に繋がるかもしれません。
まずは生き餌(活餌)から保存の容易な冷凍コオロギへの切り替えから行って頂く事をお勧め致します。
▼詳しい解説はこちらの記事もご参照ください。
置き餌給餌に必要なピンセットとエサ皿
レオパがピンセットから冷凍コオロギをすんなり食べてくれるようになったら次はそのまま人工餌へと移行してみましょう。
この時点で人工餌に餌付いてくれた個体はそのまま人工餌を与えて行きましょう。
もし冷凍コオロギはたべてくれるが人工餌に拒否反応を示してしまった個体に関しては無理強いはせずに冷凍コオロギの給餌を続けましょう。
次に餌を与える際にはケージの全面等に浅いエサ皿(スドーレプタイルディッシュ)等を用意してエサ皿の上でピンセットから毎回給餌を行いましょう。
個体にもよりますが5~6回程繰り返しエサ皿の上でピンセットから給餌を行っているとレオパも段々とここ(エサ皿)の上でご飯が食べられると認識をしてくれるようになります。
段々とエサ皿の上での給餌に慣れたレオパは直接エサ皿の上に餌を置いても食べてくれるようになってきます。
この為、エサ場を覚えた個体は動かない餌も認識し食べる事が出来るようになります。
*ただやはり、レオパの中には置き餌を認識できない個体も居ますので個体の観察は良く行いその個体に合わせた餌の与え方を行って頂くようお願い致します。
ここまでくれば置き餌での餌付けに成功したと言っても良いでしょう。
後は給餌の度にエサ皿に餌を置いて食べて貰う事でレオパの餌に関する煩わしさからは大分開放されると思いますので気になる方は試してみて頂けますと幸いです。
置き餌のメリット
レオパ飼育での置き餌のメリットはやはり手間と時間が掛からない点にあると思います。
仕事などで忙しい時などに簡単に給餌が済ませられるのは手が掛からず良い点である事は確かだと思います。
置き餌のデメリット
置き餌のデメリットとしては餌の劣化が早く、レオパが気付いた頃には餌が傷んでしまって食べられないものになってしまう事がまず上げられます。
また旅行前などで数日間、留守にされる前等も置き餌の放置は止めて置きましょう。
留守中のレオパの状態の変化に対応できないような時は事前に不安要素は残さない事が大事です。
▼旅行に対しての対処法はこちらの記事をご参照ください!
次にあげられる点はレオパとの接点が減ってしまう事もあります。
普段ピンセットから給餌を行っている方は良く分かると思いますが給餌の際はレオパの状態や反応と言った部分を確認できる数少ない活発な瞬間だと思います。
その瞬間を手放してしまう事はレオパ飼育において少し寂しいような味気ないような感覚に飼育者としては見舞われてしまうような気もします。
もちろん給餌の際以外での健康チェックが出来ていれば問題はありませんので飼育者さんのライフスタイルに合わせた給餌方法の一つとしてご参考にして頂けますと幸いです。
最後はエサ皿から餌が落ちてしまい床材に付着、その床材をレオパが誤飲、誤食を起こしてしまう事故です。
これは床材の種類に気をつける必要がある事とやはりレオパが餌を食べ終えるまでの経過観察は行っておいた方が安全ですので飼育者の方は気をつけて頂きますよう宜しくお願い致します。
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