【初心者向け】ミナミヌマエビとメダカの混泳 ミナミとメダカを一緒に飼うコツを解説

ミナミヌマエビの飼育と繁殖 メダカ

メダカを飼育しているとコケや藻が発生してきますね、そんなときはミナミヌマエビを一緒に飼育し混泳する事で水槽内を綺麗にしてくれます。

水槽内を活発に泳ぐメダカと一生懸命にコケや藻をツマツマしているミナミヌマエビは見ていてとても楽しく和みます。

今回はミナミヌマエビとメダカの混泳飼育を行うときの注意点なども踏まえて解説させて頂きます。

それでは本題に移りましょう!\(^o^)/

ミナミヌマエビとメダカ 混泳の相性は?

よくある組み合わせとしてメダカを飼育していると茶ゴケや黒コケといったコケやアオミドロなどの藻類が発生し後からミナミヌマエビなどのエビ類を入れるパターンが一般的だと思います。

この時にミナミヌマエビとヤマトヌマエビのどちらかを選ぶ事があると思いますがメダカとの相性の良さから考えるとミナミヌマエビの方が総合的にメダカとの相性が良いのでおすすめです!

コケ取り能力水温耐性水質耐性メダカを襲う危険性
ミナミヌマエビほぼ無い
ヤマトヌマエビ餌が不足すると可能性あり

上記のようにミナミヌマエビとヤマトヌマエビを比べた場合ヤマトヌマエビはコケ取り能力はずば抜けて高いのですがそれ以外の部分ではミナミヌマエビに劣ってしまう部分が多く見られます。

ですのでメダカとの飼育の際の相性の良さはミナミヌマエビの方に軍配が上がります!

ミナミヌマエビとほぼ同様に飼育が出来るレッドチェリーシュリンプやチェリーシュリンプの仲間はメダカとの相性の良さもミナミと同様でとても良いです!

では次に実際にミナミヌマエビとメダカを混泳して一緒に飼育する前に感じる疑問について解説して行きましょう。

ミナミヌマエビがメダカの卵や稚魚を食べる可能性は?

ミナミヌマエビとメダカを飼育していて一番気になる部分が

「ミナミヌマエビがメダカの卵や稚魚を食べてしまわないか?」

「ミナミヌマエビがメダカの赤ちゃんを襲う可能性はないか?」

と言った小さなメダカに対しての心配だと思います。

この可能性に付きましてはメダカの親個体の方がそのままの状態では卵やメダカの生まれたばかりの針子(めだかの赤ちゃん)を食べてしまう可能性の方が高く、ミナミヌマエビもメダカの親と同じ位の可能性はあります。

ですのでこのメダカの卵から稚魚までは一旦別の容器での育成や産卵ネットを使用し隔離した状態での育成をお勧め致します。

▼こちらの記事でメダカの卵から稚魚の育成方法を解説していますのでご参照下さい!

メダカ

メダカの稚魚の飼育方法・上手な育て方と稚魚が死ぬ原因を解説

次にメダカがミナミヌマエビの稚エビ(赤ちゃん)を襲って食べてしまう可能性です。

これにつきましては多少はミナミヌマエビの稚エビをメダカが捕食する可能性はありますが稚エビの隠れ家となるようなウィローモスやマツモ、詫び草といった水草や屋外で春先以降ならホテイ草やサルビニアといった浮き草やスイレンや蓮などの水草を多めに入れる事で十分回避出来ます。

混泳の際のコツ

ミナミヌマエビの稚エビ(赤ちゃんエビ)が隠れられる所を増やしてあげる事で稚エビの生存率がアップします!

飼育容器が広く水草もふんだんに茂っているビオトープのような環境でメダカとミナミヌマエビを混泳飼育を行っている時は特に卵や稚魚を分けなくても自然に繁殖をしてメダカもミナミヌマエビも勝手に増えている事も良くあります。

飼育容器の大きさと環境、生体の飼育密度のバランスが保たれていると自然繁殖も行えますよ!

メダカとミナミヌマエビを一緒に飼育を続けていると病気や弱って死んでしまったメダカなどもミナミヌマエビ達が速やかに食べてしまう事多いので死んでしまったメダカの後片付けもエビたちが行ってくれるメリットもあります。

ミナミヌマエビの水温はどれくらいまで大丈夫?

メダカの水温耐性は数ある魚類の中でもトップクラスに高く一年中屋外での気温の変化に順応できるタフさを持っています。

ミナミヌマエビも淡水性のエビの中では水温への順応性が高く、真夏の高温期さえ乗り来れられれば一年を通して屋外での飼育も可能です。

特に真夏で水温が30℃を超えてしまうような時は温度上昇と酸欠のダブルパンチでミナミヌマエビを弱らせる原因になります。

メダカは真夏の高温(30℃~35℃前後)にも強い耐性があります。

真夏の時期はミナミヌマエビとメダカを混泳飼育を行っている時は飼育容器を大きくして水量を増やして酸欠を防いだり、飼育容器を日陰に移したり、日よけ対策(スダレなど)を行い暑さを凌ぎましょう。メダカとミナミヌマエビの数が多い場合は複数の飼育容器に分散させておくのも良いです。

反対に秋から冬にかけて屋外でメダカとミナミヌマエビを混泳飼育をしている場合は基本的にそのままの状態で越冬が可能です。

ミナミヌマエビもメダカも秋から冬にかけて水温が15℃を下回るようになると活動が鈍くなってきます。

水温が10℃前後ではメダカもミナミヌマエビ共に餌をたべなくなり水底でじっと動かなくなることが多くなります。

この時期は水分の蒸発も早いので定期的に汲み置き水で水足しを行うだけで大丈夫です!春まで暫くの間見守りましょう!

ミナミヌマエビのコケ取り能力は?

屋外の陽当たりの良い環境や室内での水槽飼育でLEDライトを照明として使用していると茶ゴケや黒コケといったコケやアオミドロや茶色の藻類などの藻が発生してきます。

これらの除去をミナミヌマエビに行ってもらうわけですがミナミヌマエビの数量に対してコケや藻の量があまりにも多すぎると一向に減らない事もあります。

ですので飼育容器にコケや藻が発生してしまった時はまずは飼育者さんが取り除ける範囲でコケや藻を除去してからミナミヌマエビを導入する事をお勧め致します。

混泳の際のコツ

ミナミヌマエビは小さな体で一生懸命コケや藻を食べています。

一度に大量には食べられないので数を多く入れる事でも処理スピードは上がります。

ただ飼育容器の容量に対して一度に沢山のミナミヌマエビを入れてしまうと水質や酸素濃度が変化しやすくバランスを崩しやすくなります。

飼育容器の水量に対して適切な飼育数を知っておくと長期飼育がしやすくなりますよ!

混泳の際のコツ

水量に対しての適正な収容数ですが水量10リットルに対して

メダカ5~10匹前後

ミナミヌマエビ5~10匹前後

両方の種類の合計で10~20匹前後が適正な飼育数の目安となります。

飼育環境や管理の仕方でもう少し多く飼育する事も可能です。

ミナミヌマエビとメダカの混泳飼育 まとめ

今回はミナミヌマエビとメダカの混泳飼育について解説させて頂きました。

大きさに極端な差がない両種の混泳は見ていて安心感があり、メダカにはメダカの動きの良さが、ミナミにはミナミの動きの面白さがあり、それぞれの良さを両方楽しめる見ていて面白い混泳の組み合わせだと思います。

今回の記事が混泳飼育の参考になれば幸いです。