【初心者向け】ヤマトヌマエビとメダカの混泳 失敗の少ない混泳の方法を解説

ヤマトヌマエビとメダカの混泳 メダカ

メダカを飼育している方でアオミドロの除去やコケ掃除のお供にヤマトヌマエビを混泳相手に選ばれる方も多いと思います。

ヤマトヌマエビはコケ掃除の能力がエビの中でもダントツで高く上手く混泳させてあげる事で水槽やメダカ容器の中をスッキリと綺麗にしてくれます。

今回はヤマトヌマエビとメダカの混泳の際の注意点も含めて解説させて頂きます。

メダカとヤマトヌマエビの混泳について

メダカを飼育していると日光の当たり方や水槽のLEDライト等の照明によって水槽内に緑のコケ(アオミドロ)や茶ゴケなどの珪藻類が発生してきます。

これらのコケの掃除にヤマトヌマエビを選ぶ方も多いと思います。

まずはヤマトヌマエビを混泳させた時のメリットから上げて行きましょう。

メダカとヤマトヌマエビの混泳 メリット

一番効果が期待出来る事はヤマトヌマエビによるコケ掃除の能力です。

コケの発生状況にもよって混泳させるヤマトヌマエビの匹数も変わります。

10リットルに対して5~10匹程ヤマトヌマエビを入れる事で大半のコケは食べて綺麗にしてくれる事が多いでしょう。

また、あらかじめヤマトヌマエビを入れて置く事でコケの発生も抑える事も出来ます。

特にガラスの水槽や透明な飼育容器でメダカを横から観賞する場合にはコケの発生や存在が気になり易いのでこのような飼育環境で観賞を目的とした飼育を行うのであればヤマトヌマエビとメダカの共存は上手く行く事が多いでしょう。

メダカの観賞性の高さとヤマトヌマエビのコケ掃除能力と存在感自体も楽しむ水槽飼育では両種の観賞的な価値はとても高いです。

シンプルに眺めて飼うスタイルの場合は上手く行きやすい組み合わせであると言えます。

メダカとヤマトヌマエビの混泳 デメリット

次にメダカとヤマトヌマエビの混泳の際のデメリットです。

デメリットに対しては特にヤマトヌマエビ側に発生する部分が見られます。

ヤマトヌマエビがメダカの卵、稚魚を食べる可能性がある

ヤマトヌマエビは3~4㎝前後とメダカよりも少し大きく成長します。

また常に水草の表面等もツマツマしているのでメダカが産卵の時期になると水草に産み付けた卵も食べてしまう事も良くあります。

またメダカの稚魚は泳ぎもゆったりとしています。活発なヤマトヌマエビに特に夜間に襲われて食べられてしまう事も多くメダカの卵や稚魚には脅威になる存在です。

この問題の解決方法はシンプルです。

卵の段階でメダカの親とヤマトヌマエビの水槽と分けて孵化から稚魚の育成まで行えば問題なく育成が行えます。

メダカの産卵ネット等はヤマトヌマエビがネット内に侵入して中で暴れる事があるので要注意です!

ヤマトヌマエビが飼育容器から脱走する可能性がある

屋外容器等でメダカとヤマトヌマエビを混泳させる際はヤマトヌマエビの脱走に注意が必要です。

特に飼育容器が発泡スチロール容器やスイレン鉢といった素材はヤマトヌマエビが登って容器の外へと脱走しやすいので水位を極力下げる等の工夫が必要となります。

▼こちらの記事でもヤマトヌマエビの驚異的な脱走能力について解説してますのでご参照下さい!

【初心者向け】ヤマトヌマエビ飼育の注意点 脱走の原因と対処法を解説

ヤマトヌマエビが夏場の高水温に弱い

屋外でのメダカ飼育は夏場の高温対策がとても大事です。

メダカ自体は高水温(30~35℃前後)に対しても高い耐久性と順応性を持ちますがヤマトヌマエビにはとても夏場の屋外で耐えられるような順応性はありません。

ヤマトヌマエビが活動できる水温は約15~26℃前後までです。

屋外のメダカ容器で混泳させる時はこの水温が保てる時期だけにしておきましょう。

ヤマトヌマエビの夏の高温対策は室内で冷却ファンなどを使用して冷やしてあげる必要性があります。

メダカとヤマトヌマエビの混泳について まとめ

メダカとヤマトヌマエビの混泳については水槽内に発生してしまったアオミドロや茶ゴケ、黒ゴケといったコケ類の掃除を目的とした場合に行う場合がベストと言えるでしょう。

ガラスの水槽で水草や流木で綺麗にレイアウトをした水槽でメダカとヤマトヌマエビを混泳させる事で観賞価値を高める際には最適の組み合わせだと思います。

メダカを屋外で飼育する場合やメダカの繁殖なども視野に入れた飼育の場合はその状況に応じて飼育者さんが手を加えて頂く事で一定期間のメダカとヤマトヌマエビの混泳も可能にはなります。

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その時は夏場の高温に注意をして頂きヤマトヌマエビを暑さから守ってあげて下さい!