レオパを初めて飼育していると色々な行動を見せてくれますね。
レオパの行動や動き、習性を理解する事でより一層レオパとの生活が充実したものとなるように今回の記事ではレオパの行動について解説をさせて頂きます。
レオパの腸閉塞
レオパを飼育していると良く起きやすい行動がレオパによる床材の誤飲 誤食が原因によって起こってしまう
レオパの腸閉塞です。
腸閉塞になってしまったレオパの治療には爬虫類の診察可能な獣医師さんへの依頼が必要となる事が多く
一般飼育者さんでの治療法では中々完治まで持って行く事は難しいのが現状です。
レオパの腸閉塞に対する最も効果的な方法は事前の予防に尽きます。
少しでもレオパが誤飲 誤食を行わないようにするためには前提として誤飲 誤食の可能性を起こさない
起こす可能性の極力低い床材の選択と使用を行い予防に努めて頂く事をお勧め致します。
事前の予防で飼い主さんへの経済的な負担も減らせますので正しい知識を備えて置く事をお勧め致します。
レオパの腸閉塞は防ぐことが出来ます。
レオパの行動と習性を理解しておく事でレオパに苦しい思いをさせずに長生きできる環境づくりを行いましょう。
▼以下の記事ではレオパの床材について解説しています。併せてご参照ください。
レオパの聴覚
レオパにはちゃんと周囲の音が聞こえています。目の後ろにある窪みが丁度、耳の部分となっています。
音が聞こえているという事は周辺の情報を音からも感知しているという事になりますね。
従ってレオパの飼育環境も出来るだけ静かで騒音の少ない状態で飼育を行ってあげて下さい。
突然の大きな音や振動などもレオパを怯えさせてしまう原因となります。
テレビやスピーカーなどのすぐそばに飼育ケージが設置してあるとレオパが落ち着かずに拒食などを起こす原因にもなりますのでケージの設置場所は注意が必要です。
レオパの爪
レオパを飼育していると特に生後2年以上の成体では飼育環境によっては爪が伸びて来て気になる事があります。
長く伸びすぎると先端が曲がって来てレオパが歩くたびに床材などに引っ掛かり見ていて歩き辛そうにしている個体も度々見かけます。
そのような時は伸びすぎたレオパの爪を切ってあげましょう。
この時の注意点としてレオパの爪を深く切ってしまうと出血をします。
レオパの爪を切る際は先端の尖っている部分を1mm程カットする位で十分です。
レオパは野生下では固い土の地面を掘ったりすることで爪の伸びすぎが起こらないような生活を行っています。
飼育下ではケージ内に薄いレンガのような石を部分的(レオパが良くカリカリする所)に使用する事で爪の伸びすぎを防ぐことも出来ます。
またレオパは指の脱皮不全などによっても爪の代謝が悪くなる事もあります。適度な湿度保持が大事ですのでケージ内の過乾燥と加湿(湿らせすぎ)には注意が必要です。
レオパの低温火傷
レオパの低温火傷は特に気温が下がる冬の時期に起こる事の多い症状です。
冬季は室温が下がります。そのような状況でレオパの飼育ケージにパネルヒーター等を使用していると寒さに弱いレオパは常にパネルヒーターの上で過ごすようになり結果として腹面や手足などに低温火傷を起こしやすくなります。
低温火傷を起こしたレオパは患部を気にして舐めてしまいそこから雑菌が入り炎症を引き起こしたり、化膿したりと症状を悪化させてしまいます。
ここまで進行してしまうと獣医師さんへと助けを求める必要が出てくるためそうなる前に対処を行います。
低温火傷を防ぐにはレオパの飼育ケージ全体の温度を上げる必要があります。
特に冬季にレオパの飼育ケージを部屋の床に直置きしている場合は注意が必要です!
冷気は床に集まります。冬に足元が冷えるのはこの為です。
そこでまずはレオパのケージを床上最低でも50㎝以上で可能なら1m以上の棚の上等少しでも床から上空に設置しましょう。
次は保温効果を上げる為、レオパの飼育ケージの底面と背面、両側面を断熱材や発泡スチロール、スタイロフォーム等で囲み熱の放出を抑えましょう。
このように設置場所と保温効果を上げるだけでもケージ内全体の温度は20℃以上には維持できると思います。
ケージ内温度とパネルヒーターの真上の温度差に極端な開きが無くなればレオパの低温火傷は防ぐことが出来ます。
飼育中のレオパがパネルヒーターの上にずっといる時は飼育ケージ内温度の確認とレオパのお腹や手足の裏側をこまめにチェックしてあげて下さい!
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