愛らしい仕草や表情を見ているだけで心が和むレオパ(ヒョウモントカゲモドキ)
初めてレオパを飼う方の中にはレオパの行う行動に対して疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
今回もそのようなレオパの気になる行動について解説させて頂きます。
レオパの喉の動き のどの動きが速いのは大丈夫?
レオパを良く観察していると喉の動きに変化がある事に気が付く飼育者さんもいらっしゃいます。
レオパの喉の動きの速さは呼吸や心拍数に比例して動きに変化が出ます。
レオパがご飯の時や興奮した時、体温が上昇し活発に動くときは喉の動きも早くなります。
反対にレオパが寝ている時やリラックスして落ち着いている時は喉の動きも穏やかでゆっくりとしたペースになります。
特に顕著なのはご飯の時にエサを見つけたレオパがエサにアタックする直前の喉の動きに注目して頂くと分かりやすいと思います。
レオパの飲み水について カルキ抜きは必要?
レオパを初めて飼育される方に質問される事で良くある内容が
「レオパに水道水を飲み水として使用しても大丈夫か?」 といった内容の質問を受ける事があります。
お答えは「はい!大丈夫です。その代わり水入れの水は毎日新鮮な新しいものに交換をしてあげて下さい。」となります。
水道水に含まれるカルキ自体は空気に触れていると自然と抜けて行きます。また水道水中に含まれているカルキの濃度はレオパに害をもたらす程の量ではありませんので安心して使用してください。
金魚やメダカ、熱帯魚と言った水中で生活している生き物にとっては水道水に含まれる消毒として作用するカルキ等の成分に対し敏感な部分があるので注意が必要ですが、レオパや水棲のカメといった爬虫類に対しては問題がありません。
またレオパの飲み水にミネラルウォーターを使用される方もいらっしゃいますがこちらの使用も特に問題はありませんが成分表示で硬度の高い製品などの長期的な使用は飲み水以外のミネラル分の添加の量と重なる事も考えられますので与える際は注意が必要となります。
レオパの飲み水を入れるのに最適な容器は?
レオパは水を飲むときは舌を使って救い上げるようにして水を飲みます。
また水や水分を感知する時にも舌を使って探します。
ですのでレオパが水がある場所を認識しやすいように水入れは浅い容器に水を入れて置くとレオパが水を飲みやすくなります。
爬虫類用や小動物用に市販されている物は安定感がありレオパがひっくり返す事も少ないのでお勧めです。
レオパのハンドリング
レオパ飼育の醍醐味の一つにハンドリングのしやすさがあります。
ハンドリングとはレオパを手の上に留まらせたり歩かせたりと上手くコントロールをする事でストレスを与えないように触れ合う事を指します。
レオパの個体の性格や飼育状況によってハンドリングには向き不向きがあります。
ハンドリングが向いている性格のレオパは
・手に乗せてもすぐに走って逃げようとしない個体
というように飼育開始後出来れば1ヵ月前後はレオパが新しい環境に慣れるまでは落ち着かせる事を優先します。
飼育環境に慣れてくるとケージ内を動き回るようになるのでそのタイミングで手を差し出して登ってくるようになればハンドリングを行うようにしましょう。
ハンドリングに向かない性格、状態のレオパは
・触ろうとすると逃げ回る個体
・触ろうとすると威嚇する個体
・体調を崩している個体
ハンドリングは必ず必要な事とは言えません。
飼い主さん側の要求をレオパが受け入れてくれる状態とタイミングの見極めが肝心です。
レオパをハンドリングする時は個体が飼育環境に慣れて落ち着いている事と健康状態が良好である時に行うようにしてあげて下さい。
またハンドリングの際は必ず両手を使いレオパが落下しないように気をつけましょう。
テーブルや机の上でレオパを放す時は必ず飼育者さんが見て置く事も必要です。
レオパの落下事故が起きやすいのは飼い主さんがレオパを遊ばせている際に起こる事が良くあります。
落下事故によるレオパの骨折などはその後の健康にも影響してしまいます。
飼い主さんが注意をしてあげる事でレオパの落下事故は防ぐことが出来ますので宜しくお願い致します!
爬虫類の中でもレオパはハンドリングがしやすい種類です。
個体の性格と状態を見ながらレオパに無理のないようにハンドリングを行う事でより楽しいレオパとの生活が楽しめます。
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