「メダカを室内で飼育しているのですが冬場はそのままで大丈夫?」
春から夏にかけてメダカを飼育し始めた方は冬場の管理の仕方が気になりますよね?
今回は冬場のメダカの飼育方法【室内編】をご紹介致します。
- メダカ飼育 冬場の室内飼育
- メダカ飼育 冬場のエサやり
- メダカ飼育 冬場の水換え
- メダカ飼育 冬場の繁殖
- メダカ飼育 冬場の室内飼育まとめ
1.メダカ飼育 冬場の室内飼育
メダカを室内の水槽や大きめのグラス等で飼育されている方は多いと思います。
春から秋までは常温で問題なく飼育が可能ですが冬場の室内での飼育には気を付けて頂きたいポイントがあります。
それは日中と夜間の水温をチェックする事、この時、昼夜の温度差が10℃以上あるような場合は観賞魚用ヒーターを使用し水温を一定に保つようにしましょう。
例えば日中水温が25℃まで上昇し夜間や朝方など気温の低い時間帯に水温が15℃を下回るようでしたら一日の温度差に開きがありすぎる為、メダカの健康上好ましくありません。
また室内で暖房やエアコンを使用すると室温と共にメダカの水槽の水温も変化しますので急激な水温の変化が起こらないように注意しましょう。
メダカは水温が15℃以上あればエサを食べ消化が出来るので15~18℃前後の水温が保たれているような状況であれば室内でメダカ用ヒーターが無くても活動を維持出来ます。
2.メダカ飼育 冬場のエサやり
冬場のメダカ飼育でのエサの与え方についてですが水温とメダカの動きを見てエサの与える量を調整します。
室内常温飼育時に水温が15℃位ですと少なめの量のエサを1日に2回程与えます。水温が低いほど食べる量も少なく食べたエサの消化に時間が掛かる為です。
水槽にヒーターを使用し水温20℃前後に加温している場合はメダカの反応を見ながら通常のエサの量(2~5分位で食べきれる量)を1日に2~3回程与えます。
冬場に室内で常温飼育中のメダカには消化吸収しやすいタイプのエサを与えると良いでしょう。
3.メダカ飼育 冬場の水換え
冬場の室内常温飼育のメダカの水換えは水温が低い状態の時は約2週間から20日前後に一回、全体量の1/3位を目安に行いましょう。
水温が低いとエサを食べる量も少なく水質の変化も緩やかになりますので水温が高い時期よりも水換えの頻度と量は少なめでも大丈夫です。(但し、飼育水槽に対してメダカの収容数が多く水が汚れやすかったりエサの残りなどで水が濁るような状況では水換えの頻度は多く行います。状況に併せた対処が見極められるように普段の観察は怠らないようにしてあげて下さいね。)
水槽にヒーターを使用し加温してメダカの飼育を行っている場合は通常と同じく1週間から10日に一度、全体量の1/2~1/3位を目安に交換をしましょう。
どちらのケースでも水換え時の水温変化には注意が必要です。
新しく足す水は水槽の水温と同じ温度に調整し、中和剤を加えた後にゆっくりと注いで足して行きましょう。
4.メダカ飼育 冬場の繁殖
メダカは水温と照明の照射時間をコントロールすることで一年中産卵し繁殖が可能です。
近年は趣味としてメダカの品種改良が盛んに行われているので季節を問わず熱心な愛好家の方々はメダカを繁殖させていますね。
冬場でもメダカを産卵させる条件としてはまず水槽内にメダカのオスとメスが収容出来ている事、水温は18℃~26℃の間を一定に保つ、更にLEDの照明で一日に13~14時間水槽を照射します。
この条件で飼育を行えば2週間から1カ月以内に産卵が行われます。
産卵が確認出来たら後は稚魚をふ化させ育てて行きます。詳しくは
メダカの殖やし方・繁殖や産卵について詳しく解説 をご覧ください
5.メダカ飼育 冬場の室内飼育まとめ
冬場にメダカを室内で飼育する時は
- 昼夜の水温差に気を付ける(温度差が10℃以上の場合は加温飼育が〇)
- 水温が低い時(15℃前後)はエサの量は控えめに
- 水換えも水温が低い時はやや抑え気味で行う
- ヒーターを使用した加温飼育はメダカの活性が上がりやすいので〇
- 水温と照明時間の調整で冬場も繁殖が可能
上記のポイントを踏まえて飼育者さんそれぞれの飼育スタイルでこの冬のメダカ飼育をお楽しみ頂けますと幸いです。
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