【初心者向け】バジェットガエルの多頭飼育 失敗しない為のノウハウを解説

バジェットガエル バジェットガエル

ブサ可愛い、キモ可愛い容姿からペットとして人気の高いバジェットガエル

水中で主に生活をする為プラケースや水槽で飼育される方が多くいます。

中には複数のバジェットガエルを飼育していて一緒に飼育を行ってみようと思う方もいらっしゃると思います。

ワイワイと楽しそうに泳ぐバジェットたちを創造してみると試してみたくなりますね!

ただいきなり一緒にいれてしまうと思わぬ事故にも繋がる恐れがありますので今回の記事を一度読んで頂く事をお勧め致します。

今回はバジェットガエルの多頭飼育について注意点を解説させて頂きます。

バジェットガエルの幼体時の多頭飼育

爬虫類ショップや熱帯魚ショップ、総合ペットショップ等で販売されているバジェットガエルは主に体長3~5㎝前後とオタマジャクシからカエルに変態して間もない幼体の状態で販売されている事が多いです。

この時期の幼体サイズのバジェットは小さくてとても可愛い為、つい複数匹を一緒に混泳させた多頭飼育を行いたくなりますがこの時期は諦めておいた方が安全です。

バジェットの幼体期間は共食いのリスクが高い

バジェットガエルの幼体期間(生後1年未満)は非常に食欲が旺盛な時期です。

この時期のバジェットガエルは目の前で動くものには見境なくアタックを行い口に入るものであればたとえ同種のバジェットであってもそのまま飲み込んでしまう事がとても多いです。

バジェットガエルの幼体を多頭飼育していて餌を全個体に満遍なく与えていても個体によって食べる量も異なってくれば成長の速度にも違いが出てしまいます。

このわずかな成長速度の差が共食いの原因となってしまうのです。

バジェットガエルに限らず両生類の自然での生育環境は餌の少ない生存競争の激しい環境で急激に成長した個体の方が生き残る可能性を上げる為、幼い時期の両生類は本能的に共食いして成長を促すブースト作用を起こす行動パターンがあります。

これは身体の成長がひと段落すると同種の共食いは滅多に起こらなくなります。

バジェットガエルの幼体を複数匹飼育をしている方は生後1歳位で体長が10㎝位に成長をするまでは多頭飼育は行わずに単独で育てる事をお勧め致します。

バジェットガエルの成体の多頭飼育

生後1年程経過したバジェットガエルは順調に成長していれば体長も10㎝前後になりキモ可愛さも増して良い感じに仕上がってきていると思います。

このサイズに成長したバジェットガエル同士であれば極端なサイズに差が無ければ混泳させて多頭飼育も可能です。

バジェットガエルの成体の多頭飼育を行う時は水が汚れやすくなるので水槽サイズに余裕を持たせてフィルターを設置した状態で水質を安定さる方法をとるか、フィルターを使用しない場合はほぼ毎日の水換えを行い水質維持を行いましょう。

成体の多頭飼育の目安は60㎝水槽で2~3匹

バジェットガエルの成体の大きさを考慮すると60㎝の標準サイズ水槽に対して2~3匹位が目安となります。

もしそれ以上のバジェットガエルの成体を多頭飼育するのであれば90㎝や120㎝といった大型の水槽を用意した方が良いでしょう。

大型水槽にバジェットガエルの成体が多頭飼育されている光景は他にない面白い水槽になり興味深い動きも観察できると思います。

多頭飼育の注意点

バジェットガエルの成体の多頭飼育時の注意点は個体毎のエサ喰いの確認と他個体による攻撃の跡が無いかと言った個別の健康状態の確認を徹底しましょう。

多頭飼育中に体調を崩した個体や、エサ喰いの悪い個体、他の個体に間違って噛まれ傷を負った個体は速やかに隔離をして単独飼育で状態の回復を行える準備と日頃の観察がとても大事です!

また多頭飼育を行うと普段の倍のスピードで水が汚れて行きます。

水質悪化はバジェットガエルに様々な影響を与えます。

水質悪化によりバジェットガエルが急に餌を食べなくなる、浮くようになる、浮き症、風船病といった状態は水質悪化が原因であることも多いので汚れの長時間の放置には注意が必要です!

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また、成体の場合でも状況によっては共食いの危険性も無いとは言えない所もあります。

個体同士の大きさに不安が残る時は多頭飼育はやめて単独飼育に切り替えた方が安全ですので飼育者さんは気を付けましょう。

バジェットガエル

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