ユニークな見た目と奇抜な鳴き声で注目を集めているバジェットガエル
水中で生活する事から飼育もしやすくペットとしても人気の高い種類です。
ただバジェットガエルの大食いの習性を知らずに床材や装飾品を使用して飼育を行うとバジェットガエルがそれらを誤飲誤食を行ってしまう事故も多いです。
今回はバジェットガエルを飼育する時に使用する安全な床材選びと注意点を解説させて頂きます。
Contents
バジェットガエルは床材の誤飲 誤食をおこしやすい種類です。
まず初めに注意して頂きたいのはバジェットガエルはエサと一緒に砂利や小石、ソイルといった床材(底床)を飲み込んでしまうといった誤飲誤食を起こしやすい習性がある事です。
バジェットガエルは目の前で動くものを大きな口で一気に掻き込むようにして食べます。
このエサを大きな口に掻き込む時に床材も一緒に口に入れてしまい飲み込んでしまう事が良くあります。
お腹が空いている時のバジェットガエルはとても貪欲です。
口に入れたものがエサと一緒の場合は何でもまとめて飲み込んでしまう程のがっつき屋さんな訳ですね。
仮に床材を食べてしまったとしても後でフンと一緒に排泄される大きさや形状、素材であれば大きな問題にはなりませんが、バジェットガエルのお腹の中の胃や腸と言った消化器官に床材が詰まってしまうと大変です。
バジェットガエルによる床材の誤飲は「バジェットが餌を食べない」「バジェットが拒食をした」「バジェットが餌を吐き戻した」「バジェットがフンをしない」「バジェットが便秘気味」といった症状の原因となっている場合もあります。
これらの原因はバジェットに誤飲誤食をおこさせない事と間違って食べてしまっても害の少ない床材を使用する事が大切です。
バジェットガエルに使用できる床材
川砂系 床材
川砂系 床材は観賞魚用に販売されている商品です。お勧めの種類は
- 田砂
- スドーボトムサンド
といった種類が粒のサイズが細かくて消化器官へも詰まりにくいのでバジェットへの使用も可能です。
ソイル系 床材
ソイル系 床材もバジェットガエルの飼育においては使用しやすく水質安定効果もあるのでお勧めです。
- JUN プラチナソイル スーパーパウダー
- アクアシステム プロジェクトソイル
上記のタイプは粒のサイズも丁度良く水質安定効果もあるのでバジェットの使用にも向いています。
ソイルの粒が大きくて固いほど消化器官に詰まる可能性が高くなる事は覚えて置きましょう。
バジェットがソイルを誤飲誤食をした時に飲み込んだ量が多いと消化器官に詰まる可能性はやはりありますので注意が必要です。
使用の際はソイルの粒が固いタイプと大きいサイズのものは避けておいた方が安全です。
バジェットガエルが誤飲誤食をして詰まらせやすい床材
ここからはバジェットガエルが誤飲誤食をした際に消化器官に詰まらせてしまう可能性が高い種類を上げておきます。
- 金魚の玉石
- 直系が1~2㎝以上の小石類
- セラミック系の砂、砂利
- 粒の固いタイプのソイル
- ビー玉や小さい置物などの装飾品
以上のものはバジェットガエルが餌と一緒に飲み込んでしまう事の多いものとなります。
これらは単体ではバジェットガエルが誤って口にしても吐き出す事が多いのですがご飯モードにスイッチが入っている状態のバジェットガエルはエサのニオイと味が確認出来ていると餌以外のものが口に入っていても飲み込んでしまう事があるので注意が必要です。
バジェットガエルの誤飲 誤食の対策方法
ここからは具体的なバジェットガエルを飼う時の誤飲誤食を防ぐ方法を解説していきます。
ご飯の時は別の容器で食べさせる
バジェットガエルの誤飲誤食を防ぐ方法として床材を使用中の飼育容器で給餌を行う際は一旦別の容器にバジェットを移して餌を与え、その後に飼育容器に戻す方法です。
プラケースやタッパー容器などに飼育水と共にバジェットを移して必要な分の給餌を行い戻すだけ!
バジェットの飼育を行う生活空間と食事の空間を分けて行う考え方です。
このちょっとしたひと手間を加えてあげる事でバジェットの食事の際の誤飲誤食は完ぺきに防ぐことが出来ます。
シンプルにベアタンクで飼育をする
次の対策としては初めから何も床材を使用しないで水を入れただけの状態(ベアタンク)での飼育を行う方法です。
シンプルにバジェットガエルを育てて飼育を行う時はこの方法が水換えなどのメンテナンスも行いやすく誤飲誤食の事故の心配も無くお勧めです。
ツノガエルやバジェットガエルのブリーダーさんなど飼育のプロもこの方法で飼育管理を行っていたりもします。
最後に
バジェットガエルの行動と習性から餌を食べる時に誤飲誤食を行ってしまいバジェットガエルの体調不良へと繋がる部分がご理解いただけたと思います。
餌の与え方の工夫や原因を排除し事故を未然に防ぐかはバジェットガエルの飼育者さんの飼育スタイルによって様々だと思います。
今回の記事を参考にして頂く事でバジェットガエルがより健康で長生きできるきっかけとなれれば幸いです。
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