キモ可愛い姿形からペットとして人気の高いバジェットガエル、人気の爬虫類系YouTubeでちゃんねる鰐さんに紹介されている本種を見て興味を持った方も多いのでは無いでしょうか?
今回は初めてバジェットガエルを飼育している方に多く質問されるバジェットガエルの体調について「餌を食べない」「餌を食べてくれない」時の対処法を解説させて頂きます。
Contents
バジェットガエルが餌を食べない
バジェットガエルが餌を食べない原因は主に4つあります。
- 水温が低く餌を食べられない
- 飼育水が汚れていて餌を食べない
- 餌の種類が好みでは無い
- 床材などの誤飲誤食により餌を食べない
水温が低く餌を食べられない
バジェットガエルが餌を食べない時は最初に水温の確認から行いましょう。
飼育水の水温が25℃~30℃位に保たれていれば問題はありません。
水温が25℃以下の時はヒーターの設定温度を調整可能であれば水温を少し上げてから再度エサを与えて見て下さい。
水温が30℃を超えるような日が続く場合は水の汚れも早くなります。この時期はまめな水換えと水温を下げる工夫も必要です。
飼育水が汚れていて餌を食べれない
バジェットガエルは水を汚しやすいカエルです。
飼育水の見た目は透明でもバジェットガエルの出すオシッコ等のアンモニアで汚れている事も多く注意が必要です。
飼育水が汚れていると皮膚の敏感なバジェットガエルは餌を食べなくなる事も良くあります。
対処法は簡単です!すぐに水換えを行いましょう!
フィルターなどのろ過器を使用しないでバジェットガエルを飼育する時は可能なら毎日、最低でも2~3日に一度は全量水交換を行いましょう。
フィルターを使用していても水換えの必要が無い訳ではありませんので1~2週間に一度は半分ずつでも水交換を行い、バジェットが過ごしやすい水作りを行ってあげて下さい。
水換えの際は同じ水温の新水を足しましょう!又少し水温が高い分には問題はありませんよ!
餌の種類が好みでは無い
水温や水の汚れに問題が無い時は与えたエサの種類を確認してみましょう。
特に与えていた餌と違う種類のものに切り替えた際や変更した時に一度口にした餌を「ペッと」吐き出してしまう事もあります。
活餌から人工餌に切り替えた時や魚系メインから昆虫を与えた時、お迎え直後でショップで与えていた餌と違う餌を与えた際などに良く起こります。
このような時は少し空腹期間を設けてから再度与えて見て様子を見ます。
少しずつ時間を掛けて行けば食べてくれる事もありますが、どうしても食べてくれない時は反応の良い好みの餌を与えてあげて下さい。
バジェットガエルの大人(成体サイズ)にアダルトマウス等を与えるとマウスの体毛は殆ど消化できないので胃腸への負担となりやすいのでお勧めは致しません。
床材などの誤飲誤食により食べられない
バジェットガエルは使用している床材によっては餌と共に誤飲誤食をしてしまう可能性が十分あります。
バジェットガエルが飲み込んでしまった床材は消化器官を塞いでしまいその為にバジェットが餌を食べない原因となったり、突然の拒食の原因となってしまいます。
誤飲誤食の可能性がある時の対処方法
バジェットガエルが急に餌を食べなくなった時は床材の種類を確認し、誤飲誤食の可能性の高い種類を使用していた場合は一旦床材を全て取り出しベアタンクの状態で水温をやや高め28℃に設定し毎日水換えをして代謝を促します。
こうすることでバジェットの排便を促します。
誤飲誤食の量が少なく軽度の場合はフンと共に排出されるか、吐き出すかの形で体外に排出される事もあります。
バジェットが小さい時は1~2週間、成体なら1ヵ月程は様子を見て大丈夫です。
もしそれ以上経過しても異物が排出されないようでしたら早めに爬虫類両生類の診察が可能な獣医師さんへの相談を行って下さい。
最後に
最後に生後2年以上の大人のバジェットで床材の誤飲誤食の可能性の低い状態で餌を食べなくなる事もあります。
これは本来、野生下でのバジェットガエルは生息環境の乾季に一定期間繭を作り休眠を行う習性がある事の名残で体内リズムに関係する季節的な拒食状態に近いものです。
ペットとして普通に飼育している時は無理に乾燥状態で休眠をさせる必要性を感じませんので通年同じ環境での飼育を行いましょう。
繁殖には環境の変化による刺激も必要となりますが詳細はまた別の機会に!
この時に健康な個体でも1~数ヵ月前後餌を食べなくなることもありますが時間の経過に従ってまた餌を食べだしますので様子を見守ってあげて下さい!
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