【初心者向け】アベニーパファーの餌 好む餌と好まない餌の理由についても解説 なぜ人工飼料を食べないのか?

熱帯魚

淡水で飼育が可能なちっちゃい淡水フグの仲間 アベニーパファー

体長2~3㎝と小さく、世界最小のフグとしても知られており特異な種類の熱帯魚です。

今回は初心者の方が困ってしまう事の多いアベニーパファーの餌について解説させて頂きます。

アベニーパファーが好む餌

アベニーパファーは淡水で飼育が可能な珍しいフグです。

淡水フグの仲間は海に住むフグの仲間が長い時間を掛けて淡水域に進出し適応出来た結果でもあります。

海水のフグも淡水のフグも住んでいる水質に大きな違いはありますがフグの仲間としての習性はほとんど変わりがありません。

フグの仲間は基本的に動物食の食性を持ちます。

主に水中の甲殻類や、小魚、貝類、その他の生きて動いている小動物は基本的にフグのエサになります。

まずはフグという魚の習性、食性を理解して頂けるとアベニーパファーの餌の好みも把握しやすくなります。

冷凍赤虫

アベニーパファー飼育の主食として最適なエサが冷凍赤虫です。

冷凍赤虫は冷凍庫で保存が可能なので便利です。

アベニーパファーの嗜好性も高く、飼育環境や水質に問題が無い状態であれば良く食べる餌の一つです。

冷凍赤虫を与える際は与える分だけ解凍しピンセットやスポイトなどを使い与えます。

キューブ上に冷凍されているのですがアベニーパファーが1匹だと1キューブでも多すぎるのでカッター等で凍ったままの冷凍赤虫を少しずつカットして与えると無駄が少なく済みますよ!

活イトミミズ

生きた状態のイトミミズもアベニーパファーにとって嗜好性の高い生き餌です。

熱帯魚ショップや金魚屋さん等で購入する事が出来ますが、年々取り扱っているお店が減少しているので近所に取扱店が無い場合は通販を利用した方が確実です。

イトミミズはアベニーパファーにとってとても良いエサなのですが保存が難しい所がデメリットでもあります。

水を綺麗に保っても1~2週間程度しか生かしておく事が出来ないのでまめに少量ずつ調達する必要と手間が掛かってしまう所がネックと言えます。

乾燥エビ(クリルなど)

乾燥エビは嗜好性も比較的高く、アベニーパファーが飼育環境に慣れて落ち着いた状態の個体であればすんなりと食べてくれる事が多いエサです。

保存も容易で便利ではあるのですが、栄養価的に若干乏しく乾燥エビ単体での給餌だとアベニーパファーの健康状態に問題が発生する事もあるのであくまでもメニューのひとつとして考えて頂けると良いでしょう。

活ミジンコ

活ミジンコ、生きた状態のミジンコです。

最近は空前の改良メダカブームのおかげで活ミジンコが販売されている事も多くなりました。

熱帯魚ショップやメダカ専門店などの店頭やネットショップの通販でも簡単に活ミジンコが入手出来ます。

アベニーパファーの本来の食性に限りなく近いミジンコはアベニーパファーの主食としても最適です。

栄養価も問題なくアベニーパファーの長期飼育や繁殖の際にも重宝する餌です。

サカマキ貝やモノアラ貝、レッドラムズホーンなどの巻貝

水草を購入すると卵や稚貝が水槽に発生しますがそれらの淡水巻貝もアベニーパファーは良く食べてくれます。

巻貝の発生した水槽にアベニーパファーを投入すると見る見る貝が減っていく様子を観察出来る程です。

アベニーパファーの餌のメニューに加えてあげると喜んで食べてくれますよ!

淡水フグ用人工飼料

みどりフグ用の人工飼料やプレミアム クリル グラニュール顆粒タイプといったような人工飼料も飼育環境に慣れて落ち着いた状態のアベニーパファーは食べる事もあります。

ただアベニーパファーを始めとした淡水フグの仲間は生きて動いている状態のものをエサとして認識してから食べる為なかなか人工飼料に餌付かない事の多い魚でもあります。

人工飼料への反応が悪い時は冷凍餌や生き餌に早めに切り替えてあげる事をお勧め致します。

アベニーパファーが好む餌 まとめ

アベニーパファーはその大きな目でエサかどうかの判断を厳しく行う為に本来の餌と異なるもの

例えば熱帯魚用のフレークフードや粒餌等はほとんど餌として認識せず、たとえ食べてくれたとしてもあまり多くはたべません。

豆のような小ささの割には小さくて動く餌にしか基本的に反応してくれないちょっとクセの強い熱帯魚でもあります。

そのようなアベニーパファーのクセの強さ(習性)を飼育者さんは知っておいていただく事で小さい淡水フグのアベニーパファーとの生活が長く楽しめると思います!