コーンスネークの飼い方・【初心者でも飼い易い初めてのヘビ】入門編

コーンスネーク その他

爬虫類をペットとして飼いたい!育ててみたい!

そんな方の中でもヘビの仲間を飼ってみたいと思う方はここ日本でどの位いるでしょうか?

「ヘビの見た目が生理的に無理!」と言う方には無理にお勧めは致しませんのでご安心ください。

今回は「ヘビも大丈夫!」と言った方に向けてご紹介を進めさせて頂きたいと思いますので少しの間お付き合い頂ければと思います。

アメリカやヨーロッパではヘビをペットとして飼育する歴史が日本より長く様々な種類で品種改良が行われて来ました。

日本でもここ20年前後で爬虫類を趣味として飼育する方が年々増加しています。

飼育者の増加と爬虫類の飼育繁殖技術の向上により特に今回ご紹介するコーンスネークは飼育繁殖のし易さから近年人気の高い爬虫類となっています。

  1. コーンスネークの原産国
  2. コーンスネークのエサ
  3. コーンスネークのケージ
  4. コーンスネークの飼育に必要な物
  5. コーンスネークの寿命

1.コーンスネークの原産国

コーンスネークはアメリカ南東部に広く分布しています。

現地では草原や林の周辺で見られ環境条件が合えば農園やサトウキビ畑、トウモロコシ畑など人の活動が見られる場所にも出現します。

コーンスネークの名前の由来に関しては諸説あるようですが、トウモロコシを保管している納屋で度々姿を見かけることから当時はトウモロコシを食べるヘビ=コーンスネークとなったという説が最古の由来として知られています。

実際はコーンスネークは貯蔵されているトウモロコシを食べにくるネズミや小鳥等を食べに周辺に出現しているのでトウモロコシを食べる訳ではありません。

詳しい名称がまだ付いていない当時では動物や生き物の詳しい生態も解明されていない段階でしたので仕方のない事ですね。

ただアメリカ大陸の歴史的観点からトウモロコシ畑の広がりによるコーンスネークの分布の広がり等も深く調べると面白いかも知れませんね。

コーンスネークは全長約90㎝~120㎝前後に成長します。

柔軟な身体を持つ為とぐろを巻くと直系30㎝~40㎝程で収まるコンパクトさも持ち併せています。

大きさの割には比較的、省スペースでの飼育が出来る所も魅力の一つです。

2.コーンスネークのエサ

ペットとしてコーンスネークを飼育する場合、エサは基本的に冷凍マウス一択で大丈夫です。

冷凍マウスのみで幼体から成体まで問題なく飼育が可能です。

  • ベビーサイズ ピンクマウスSサイズ
  • 生後1年前後 ピンクマウスLサイズ~ファジーマウス
  • 生後2年以降 ホッパーマウス~アダルトマウス
  • 成体 アダルトマウス

上記を目安に冷凍マウスを解凍してから与えます。

冷凍マウスは湯銭やパネルヒーターの上等で解凍し人肌位の温度(36~38℃)前後、触ってやや温もりを感じる程度に温めて与えて下さい。

エサを与える頻度ですがベビーから幼体時は3日~5日に一回

生後1~2年では7~10日に一回

成体では1~2週間に一回程度を目安に与えましょう。

コーンスネークの品種や個体差によってはエサを与える頻度を上下させて様子を見た方が良い場合もありますので飼育個体に合わせてあげると良いでしょう。

基本はエサを与えて数日後にフンを確認したらまたエサを与えるといった具合に消化のペースを掴みつつエサを与える頻度を見極めましょう。

コーンスネークは季節や温度によって活性も変わります。

春先から夏場にかけての温度と湿度が高い時期には活性が良くなり成長期にもなりますのでエサやりの頻度が上がる傾向にあります。

反対に秋口から冬にかけてのコーンスネークは野生下では冬眠期(休眠期)にあたる為、保温して飼育していてもエサを食べる回数が少なくなる場合があります。

只、それぞれの飼育環境と個体差があるため上記に当てはまらない場合ももちろんありますのでケースバイケースも考慮して頂ければと思います。

3.コーンスネークのケージ

ヘビは脱走の名人です!しなやかな身体を駆使して頭が抜ける様な僅かな隙間から簡単に脱走してしまいます。

コーンスネークの飼育ケージには通気が確保できて且つフタがしっかりと固定できるものを使用しましょう。

  • 爬虫類専用ケージ
  • プラケース

上記がお勧めです。通気が確保でき且つフタがしっかりと固定できる条件を満たしています。

4.コーンスネークの飼育に必要な物

コーンスネークの飼育に必要な物はケージ以外には

  • 爬虫類用パネルヒーター
  • 床材
  • 水入れ
  • シェルター
  • 温度計&湿度計

上記のアイテムが揃えばコーンスネークを飼う事が可能です。

至ってシンプルな設備で飼う事が出来るのもとても魅力です。

無駄を削ぎ落したシンプルな身体構造と多くを要求しない部分も現代の飼育者のライフスタイルにとてもマッチしているのがペットとしてのヘビが持つポテンシャルの高さをとても良く表しています。

これは実はヘビを実際に飼育した人にしか解らない部分でもありますが、手があまり掛からず適度な距離感でペット飼育を楽しめるところであり、犬や猫といったメジャーなペットのようにあまり万人受けするジャンルではありませんが嵌る方には確実に嵌る要素を十分に含んでいます。

5.コーンスネークの寿命は?

コーンスネークの自然状態(野生下)での寿命は約5~10年前後

飼育下での寿命は平均で10年前後となります。

これは1個体として長く付き合うかまたは成熟し繁殖が可能な状態になってから実際に繁殖を行うかによっても変わってきます。

個としての寿命を全うさせるか次世代に子孫を残す事を前提に飼育を続けるかは飼育者の方々がそれぞれ考えて行く部分でもありますね。