エボシカメレオンの飼い方・初めてのカメレオン飼育

エボシカメレオン エボシカメレオン

エキゾチックなトカゲの仲間として良く知られているカメレオン

今回はカメレオンの中で、最もペットとして飼い易い「エボシカメレオン」の飼育方法をご紹介させて頂きます。

  1. エボシカメレオンとは?
  2. エボシカメレオンのエサ
  3. エボシカメレオンの飼育方法
  4. エボシカメレオンの飼育に必要な物
  5. エボシカメレオンの寿命

1.エボシカメレオンとは?

野生のエボシカメレオンの原産国は中東アラビア半島南部のイエメン共和国の固有種です。

ペットとして販売されているエボシカメレオンは主にアメリカやヨーロッパで繁殖された個体(CB個体)の流通がメインとなります。

エボシカメレオンの成体サイズはオスで平均全長約50~60㎝

メスの成体サイズでも平均全長約35~40㎝前後になります。

エボシカメレオンはカメレオン全体で見ても比較的大型種になります。

エボシの由来は「烏帽子」から来ておりオスの頭部が烏帽子のように見える所からエボシカメレオンの和名が使われています。

カメレオンと言うと一般的には周囲の環境に合わせて色彩を自在に変化させるイメージが強い生き物ですが、実際にはカメレオン自体の体調やテンションで体色を変化させます。

体温が低く身体を温めたい時や警戒している時などは体色を黒化させたり、オス同士の闘争やメスへの求愛時などは鮮やかに発色したりと変化に富んだ表情を体色から読み取る事が出来ます。

エボシカメレオン オスとメスの見分け方

エボシカメレオンはオスとメスの見分け方が簡単に出来ます。

これはエボシカメレオンの幼体でも分かるので覚えておきましょう。

エボシカメレオンのオスは後足の踵に突起がありメスにはこの突起がありません。

以上のポイントを見ればオスとメスの違いが分かります。

また成長し成熟してくるとオスは体が大きくなり頭部のクレスト(烏帽子部分)も大きく発達してきますのでメスよりも見た目が随分と派手になります。

2.エボシカメレオンのエサ

エボシカメレオンの主食は昆虫です。

コオロギやデュビア、シルクワームやハニーワームなどを好んで食べます。

またエボシカメレオンの特徴として植物質のエサも食べることがあげられます。

これはエボシカメレオンの原産国であるイエメンの乾燥した環境に適応した結果植物質を摂取する事で水分補給を兼ねて乾燥から身を守る為と考えられます。

エボシカメレオンを飼育する時は昆虫をメインに植物質も与えると良いでしょう。

  • ヨーロッパイエコオロギ 主食の一つとして
  • フタホシコオロギ 主食の一つとして
  • デュビア 主食の一つとして
  • シルクワーム 副食として
  • ハニーワーム 副食として
  • 植物質(小松菜、サラダ菜、チンゲンサイ等)副食として
  • 果実(スライスしたリンゴ、バナナ、イチゴ等)副食として

またエボシカメレオンの幼体時は昆虫メインの給餌で成長し成体サイズになってからの方が植物質の摂取量が増えて来るので成長に合わせてエサの内容も変えていくと良いでしょう。

給餌の頻度は幼体時は毎日食べるだけ与えます。

成長し成体サイズの個体には2~3日毎に与え、食べさせ過ぎによる肥満に注意しましょう。

主食となる昆虫は活きた状態のものが栄養価も高く好ましいですが活餌のストックが難しい方や活餌の入手が容易でない方は冷凍コオロギや冷凍デュビアなどの活用も出来るので検討してみて下さい。

冷凍コオロギやデュビアを与える際は室温で解凍し、ピンセットで摘まみエボシカメレオンの前で動かしてあげると目の良いエボシカメレオンはすぐに反応し食べてくれると思いますのでお試しください。

冷凍昆虫に餌付いてくれるとエサの保存が非常に楽になりますのでお勧めです。

給餌の際には爬虫類用カルシウム剤の添加も忘れずに行いましょう。

基本は毎回の給餌の際にカルシウム剤を適量添加し、2週間に一度程度爬虫類用のビタミン剤も添加し与えると健康状態を維持しやすくなります。

3.エボシカメレオンの飼育方法

エボシカメレオンを飼育する時の注意点としては

高さに余裕のあるケージを用意する事

通気性の良いケージを用意する事

この2点がまずあげられます。

上記を満たすケージとしてハイタイプの爬虫類用ケージや鳥かご等があげられます。

ハイタイプの爬虫類用ケージは機能性にも優れているのでお勧めです。

エボシカメレオンは立体的に活動をするのでケージ内には枝を組んで足場を作りましょう。

縦方向と横方向に移動が出来るように枝を組みわせると良いです。

足場が出来たらケージの外側からバスキング用のスポットライトを設置します。

この時注意して頂きたいのがスポットライトが近すぎるとカメレオンが火傷(主に頭部)をしやすいので十分に注意してください。

冬場など気温が低い時期ほどカメレオンはスポットライトにより近づきますので火傷には注意が必要です。

エボシカメレオンは昼行性の爬虫類です、カルシウムを吸収するために紫外線も必要です。ケージの上部には紫外線ライト(UVAとUVBを照射するタイプ)も必要です。

またエボシカメレオンを飼育する際にケージを置く場所と高さですが可能な限り人間の目線よりも高い位置に設置出来れば良いでしょう。野生でのカメレオンの主な天敵は鳥など常にカメレオンの頭上から来ますのでカメレオンは自身の上から見下ろされる視線に対して少なからずプレッシャーを感じてしまいます。

エボシカメレオンの飼育の際は余計なストレスを与えない為にも可能な限りケージの設置場所を高く保ちましょう。

野生のエボシカメレオンは水は雨水や朝露など植物の葉や枝などに付いた水滴を舐めて水分を補給します。

飼育下でも給水の際は水滴を舐めさせる形で水分を摂取させましょう。

与え方としては専用のドリッパーで点滴式で与えるか水容器にエアーポンプでエアレーションを行い周辺に水滴を作り舐めさせる、または毎日霧吹きでスプレーをして舐めさせるといった方法がありますので各自の飼育スタイルに合わせて給水の仕方は選んで下さい。

4.エボシカメレオンの飼育に必要な物

エボシカメレオンの飼育に必要な物をまとめます

  • ハイタイプの爬虫類用ケージ または鳥かご
  • バスキング用ライト&ソケット
  • 紫外線ライト
  • 枝 カメレオンが掴める太さの物
  • 床材 ハスクチップ ペットシーツ等飼育者の好みで
  • 給水設備 専用ドリッパーもしくはエアレーションセット
  • 霧吹き
  • 給餌用ピンセット

以上を用意してエボシカメレオンが住みやすい環境を用意してからお迎えに行きましょう。

5.エボシカメレオンの寿命

エボシカメレオンの飼育下での平均寿命は約5~7年前後です。

これは飼育しているエボシカメレオンを繁殖させて飼育をするか生涯単独で飼育を行うかによっても変わってきます。

繁殖は特にメスの場合、身体に大きな負担が掛かります。勿論繁殖に成功すれば次世代の可愛いエボシカメレオンのベビーが見られるのでこの辺りは飼育者各自の飼育スタイルやペットを飼育する考え方に委ねますので各自それぞれ最適な答えを探しながらエボシカメレオンを飼育して頂けると幸いです。

長い舌を伸ばして器用にエサを食べる様子や気分に合わせて体色を変化させたりと観察していて本当に面白いエボシカメレオンです。

エボシカメレオンを飼育する機会を得られた方はこの面白いエボシカメレオンの生態を間近で体験してみて下さいね。

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